

リスキリングに何を勉強すればいいのかな・・
別記事でもお伝えしましたが、Geeklyが2022年に行った「自己研鑽への取り組み」についてのアンケートによると、40代のITエンジニアが自己研鑽に費やす時間は週に2時間以下が57%と半数以上でした。
そんな中で、自身のキャリアやスキルアップのために何を学習すればいいのかと悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
そこで、今回僕がおすすめしたいものは・・Webマーケティングの基礎が学べる「ウェブ解析士」試験です。
「ウェブ解析士試験」って直接エンジニアリングには関係なくない?
そのような声も聞こえてきそうですが、40代になると自身のエンジニアリング以外にもチーム全体の進捗を管理したり他部署やクライアントと接したりする機会も増えてきます。
その結果、自身の技術領域であるエンジニア力以外にも、マネジメント能力やマーケティング能力なども重ずと求められるようになります。



「論より証拠」ということで、折角の機会なので今回受験してみることにしました。
ゆるりと3か月ほど準備して試験に臨んだ結果・・合格しましたーー!!


ということでこの記事では、ウェブ解析士試験の概要やメリット、受けてみた所感や口コミ、ウェブ解析士に向いている人などを僕の経験も交えて解説します。
ぜひ、リスキリングに何を学ぼうか迷っている方は、参考にしていただけると嬉しいです。
ウェブ解析士試験に興味がある方はこちらのリンクより、試験情報の詳細などをご確認ください。
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Webマーケティングの基礎が学べるウェブ解析士試験
ウェブ解析士認定試験はウェブ解析に関する知識を証明する資格試験で、特にデジタルマーケティングやデータ分析に携わる方に人気です。
ウェブ解析士資格はウェブデータを活用した意思決定能力を高めるための第一歩となる資格であり、40代のITエンジニアがリスキリングとして挑戦する価値があります。
ウェブ解析士試験の基本情報



まずはその基本情報をまとめましたので、一緒に見ていきましょう。
試験形式と概要
実施形式 | オンライン試験で、受験期間内であればいつでもどこでも受験可能 |
試験時間 | 90分 |
問題数 | 4択問題が50問出題 |
持ち込み可 | 公式テキストや講座資料、計算機能のみの電卓が持ち込み可能。また、Googleアナリティクス4(GA4)の画面を参照しながら解答するものOK |
結果通知 | 試験終了後、即時に合否が画面上で確認 |
出題範囲
試験は公式テキストをもとに構成されていて、以下の分野が含まれます。
- ウェブ解析と基本的な指標
- 事業戦略とマーケティング解析
- デジタル化戦略と計画立案
- ウェブ解析の設計
- インプレッションやエンゲージメントの解析
- オウンドメディアの改善
- レポーティング技術
- マーケティングにおける生成AIの活用(2025年版より新設)
ウェブ解析士試験で得られるもの
次に、ウェブ解析士試験の勉強をすることで得られるものについてまとめてみました。
データ分析力の向上
ウェブ解析士試験を通じて、Google Analyticsなどのツールを使った実践的なデータ分析力が身に付きます。
これによってユーザーの行動理解や改善提案が可能となり、ITエンジニアとしての業務効率や問題解決能力が向上します。
また、マーケティングや戦略立案にも応用でき、キャリアの幅を広げる貴重なスキルとなるでしょう。
キャリア転換や市場価値の向上
ウェブ解析士資格はデジタルマーケティングの専門性を証明するものであり、特にウェブアナリストが不足している企業では高く評価される傾向にあります。
40代でのキャリア転換や転職活動において有利に働き、市場価値の向上や収入アップ、安定した職を得るチャンスを広げますし、管理職やリーダー職への道も開けます。
実務スキルの体系的習得
ウェブ解析士の学習を通じて、データ分析だけでなく施策立案やレポート作成などの実務スキルを体系的に習得できます。
これによってチーム内での情報共有がスムーズになり、プロジェクト全体の質が向上します。
40代のエンジニアにとって、戦略的視点を持ち業務に貢献する力を育む良い機会になるでしょう。



チーム内での情報共有がスムーズになるのは、効率良く作業を進めていく上で大事なことだよな。
ウェブ解析士試験の概要がわかったところで、次では僕が実際にウェブ解析士試験を受けた所感についてお伝えをします。
実際にウェブ解析士試験を受けてみた!
備忘録も兼ねて、僕が実際にウェブ解析士試験に臨んだ時のことや所感についてご紹介します。
Q:試験勉強に費やした期間は?
ゆるっと1日2時間くらいで週5日、3か月くらいかけましたが、集中すれば1か月でも問題なさそうです。
ただ、Webマーケティングに関する知識がない状態ですともう少しかかるかな、という印象ですね。
Q:試験の難易度は?
数年前は分析レポートの提出など実践的な内容も求められていたこともあり、合格率は50%くらいでした。
しかし、去年テスト内容に改変があった影響なのか、現在の合格率は8〜9割前後で推移しています。
受けてみた印象では、テキストを見て解答できるのでさほど難しくはない印象ですね。
Q:試験を受けた際に気になったことは?
これは、テキストを見て解答できる試験あるあるなのかもしれませんが、試験を受ける前にいろいろと準備して臨むべきものだなと感じました。
具体的には「この画面にはこれを出しておく」「計算紙はここ」「電卓はここに置いておく」「テキストの検索画面はここにセット」などの段取りが、スムーズに試験を受けるためのコツとも言えるでしょう!



ある程度試験の導線を想定して準備していたから良かったですが、何も準備していなかったらきっと焦っていたと思いますね。
また、試験結果は解答結果を送信するとすぐに合否が分かるので、良いのか悪いのか、試験独特の憂鬱な期間はなくサクッと終わります。



俺もウェブ解析士試験を自宅で受けた時、静かに始まって静かに終わったのを覚えている。受かったんだけど実感がないというか・・
ウリ的ウェブ解析士試験対策のポイント
以上の経験から、僕が感じたウェブ解析士試験対策のポイントについてまとめました。
- 基本的には公式テキスト&問題集を網羅する
- GA4の基本操作は覚えておきたい
- 試験本番を想定した準備が大切
基本的に公式テキストと公式問題集を数周やれば問題ないでしょう(キッパリ)。
ただ僕のように小心者、もとい不安があるようでしたらウェブ解析士認定講座を受けるという手もあります。
ウェブ解析士認定講座では、数人の講師の方が月に数回ウェブ解析士試験対策を実施しています。
僕の場合は試験を受ける前の週末に、3時間ほどzoomで講習を受けました。
どのウェブ解析士認定講座を受けるかについては、各講座の紹介文に内容の詳細が記載されているので自分に合った講座を受けるのがおすすめです。



紹介文の内容が講師の方によってまちまちなんで、俺はより具体的に内容を講義のイメージができるものを受講したな・・



認定講座は公式テキストを購入すると認定講座の割引コードが貰えるので、ぜひ利用してくださいね!
また、GA4の基本操作はぜひ、覚えておいた方が良いです。
「この情報を確認するには、ここをクリックすれば良い・・」といったものは実際に触って覚えるのがいちばん早いので、試験前までにひと通り『どこに何があるのかを分かる状態』にしておきましょう。
あまりフィーチャーされていないですが、公式問題集の特典であるWebアプリを活用するのがおすすめです。
セーブ機能にいささか難アリですが(確認する前に何度かリセットされました・・)、移動中などのスキマ時間に問題集を進められるのは良いですね。



インプレスの会員登録をする必要があって若干面倒だけど、移動中にスマホで問題を解けるのは結構使えるんだよな・・コレが。
最後に、「試合は事前準備が8割だ」と仰った元ソフトバンクホークスの監督である工藤公康さんの言葉にある通り、試験を受ける環境を整えておくことも、地味に重要です。
僕が受検した際はツインモニタを駆使して、ひとつは解答用、もうひとつはテキストを表示したり計算したりする用に分けることで効率化を図りました。
ひとつのモニタでもできなくはないですが、特にノートPCの場合は画面が小さいので事前に導線を想定しておかないと結構慌てるかと思います。
実際にウェブ解析士試験を受けた所感をお伝えしたところで、次ではウェブ解析士試験についての口コミについて確認していきましょう。
ウェブ解析士認定までの流れやかかる費用についてなど、ウェブ解析士試験についてもっと詳しく知りたい方はこちらのボタンよりご確認ください。
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ウェブ解析士試験の口コミはどんな感じ?
先ほどは僕が実際に受けてみた所感をお伝えしましたが、こちらでは界隈のみなさんがどのように感じているのか、その一部をまとめてみました。
良い口コミ
- 実務に直結したスキルが身に付く
ウェブ解析士試験は、Google Analyticsなどのツールを活用したデータ分析やレポート作成など実務で役立つスキルを学べる点は高く評価されています。
特に、具体的な事例を用いた学習内容は実際の業務に応用しやすいとの声が多いです。
また、資格取得後に得た知識を活かして業務効率が向上したという口コミも見られます。
- 初心者でも取り組みやすい
試験は公式テキストを参照しながら受験できるため、未経験者や初心者でも挑戦しやすいと評判です。
また、近年の合格率が80~90%と比較的高いため、「資格取得のハードルが低く、安心して取り組める」という意見もあります。
- キャリアアップに役立つ
資格取得後はデジタルマーケティング分野での専門性が認められ、転職や昇進に有利になるとの声があります。
特に40代ITエンジニアにとっては、新しいキャリアパスを開拓するきっかけになると評価されています。



たしかに、エンジニアリング力に加えてマーケティングの知識があれば、結構重宝される人材になれるかも・・
悪い口コミ
- 試験範囲が広く学習負担が大きい
試験範囲が広いため、特にWebマーケティングの未経験者には学習量が多く感じられることがあります。
また、公式テキストの内容が膨大で効率的な学習方法を見つけるのに苦労するという声も少なくありません。
- 実務経験がないと理解しづらい部分がある
試験内容には実務経験が前提となるような項目も含まれており、特にデータ分析や施策立案の部分で「難しい」と感じる受験者もいます。
これにより、一部では「初心者にはハードルが高い」との意見もあります。
- 試験運営やサポート体制への不満
試験申し込み後の連絡不足や運営体制への不満も一部で指摘されていました。
たとえば「Google Analyticsの権限付与が遅かった」「クーポンコードが機能しなかった」など、手続き面で改善を求める声があります。



今では大分改善されているようで、僕が受検した際は不便を感じることはなかったですね。
界隈の声をご紹介したところで、次ではウェブ解析士試験に向いている人の特徴について解説します。
ウェブ解析士試験を取得するまでの期間や目安、資格維持の方法などついてもっと知りたい方はこちらよりご確認ください。
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ウェブ解析士試験に向いている人の特徴とは?
こちらでは、ウェブ解析士試験に向いている人の特徴についてまとめてみました。
データ分析に興味がある
ウェブ解析士試験は、Google Analyticsを使ったアクセス解析やKPI設定などデータ分析の実践スキルを学ぶのに適しています。
数値から課題を抽出して事業戦略に結びつけるプロセスに興味がある人は、学習内容が業務に直結しやすいとも言えるでしょう。
特に、ITエンジニアとしてシステム構築や運用の経験があり、データを活用した意思決定に携わりたい人に向いています。
ウェブ解析士試験の資格取得後は分析結果をもとにした施策提案やレポート作成スキルが身に付き、技術者から戦略立案者へのキャリア転換が可能です。
体系的学習でスキルアップを目指す
ウェブ解析士試験の試験範囲はWebマーケティングの基礎から実務まで網羅されており、断片的な知識を整理したい人に効果的です。
公式テキストを参照しながら学べるため、未経験者でも安心して取り組めます。
40代のITエンジニアがリスキリングとして選ぶ場合、既存の技術スキルに「データ活用」の視点を加えることで、市場価値を高められる点がメリットです。
また、上位資格(上級・マスター)へのステップアップ道筋が明確なため、継続的なスキル深化が可能です。
コミュニティ活動や情報共有を重視する
ウェブ解析士協会の会員間では課題解決や勉強会を通じた情報交換が活発で、FacebookやLINEグループで経験者と交流できるため業界トレンドのキャッチアップに適しています。
特に、フリーランスや独立を視野に入れるエンジニアにとって、ネットワーク構築は大きな強みとなります。
さらに、実務未経験の分野でもコミュニティの支援を受けながら学べるため、新しい領域への挑戦がしやすい環境です。
また、チームプロジェクトや顧客との連携を円滑にするコミュニケーション力も養われます。



知り合いにウェブ解析士の資格を資格を取った人がいるけど、コミュニティの居心地は良いって言ってたから気になるな・・
ウェブ解析士試験の公式テキストや問題集ついて、もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
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まとめ|Webマーケの基礎が身に付くウェブ解析士はおすすめ!
これまでウェブ解析士試験について、その概要や受検してみた所感、口コミやウェブ解析士試験に向いている人の特徴などについて僕の経験も交えて解説しました。
ウェブ解析士試験は難易度がさほど高くなく、テキストを見ながら解答できるので比較的取り組みやすいです。
僕がおすすめするウェブ解析士試験の対策としては
- 基本的には公式テキスト&問題集を網羅する
- GA4の基本操作は覚えておきたい
- 試験本番を想定した準備が大切
などがあります。



認定講座は公式テキストを購入すると認定講座の割引コードが貰えるので、ぜひ利用してください!
また、ウェブ解析士試験に向いている人の特徴としては
- データ分析に興味がある
- 体系的学習でスキルアップを目指す
- コミュニティ活動や情報共有を重視する
のようなものがあります。
合格後にコミュニティに入ることが義務付けられているのですがそこでの情報共有は盛んなようなので、上手く活用して自分の仕事につなげることもできる環境だとも言えるでしょう。
ウェブ解析士試験に興味がある方はこちらのリンクより、試験情報の詳細などをご確認ください。
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