スキルアップにはブログがおすすめって聞いたんだけど。。
スキルアップをするにはさまざまなものがありますが、インプットとアウトプットをバランスよく行う方法のひとつとしておすすめなのが、技術ブログの作成です。
ちなみに、ITエンジニアのスキルアップ方法について解説をした記事がこちらです。
ITエンジニアにとって、技術ブログを作成することはメリットづくしといっても過言ではありません。
たとえば
- 同じ悩みを持つ誰かの役に立つ
- 自分という商品のアピール材料になる
- インプットとアウトプットをバランスよくできる
などがあります。
自らの知識やスキルを発信することで、自分にとっても読者にとってもメリットはたくさんあります。
こちらの記事では、ITエンジニアが技術ブログを発信するメリットや書く内容、使用するサービスなど技術ブログの始め方について解説します。
こちらの記事を読むことで、ブログ作成に前向きになり一歩を踏み出してくれるITエンジニアの人がひとりでも増えてくれると嬉しいです。
技術ブログをやっているITエンジニアは結構いる
ITエンジニア界隈のインフルエンサーや有名な人で技術ブログをやっている人は多いです。
その一例を紹介したものがこちらになります。
Lean Baseball
URL:https://shinyorke.hatenablog.com/
外資系コンサルティング会社でエンジニア系マネージャーを務めるの中川伸一さんのブログです。
「全世界に公開して良いメモ帳」と銘打ち有益な情報や野球データ分析は興味深く見ています。
ちなみに、僕の書いているブログはこんな感じですね。
GKテックブログ
僕がマイペースで更新している技術ブログです。
技術面で勉強したことの備忘録、また転職や独立して事務所を契約した時のことを書いています。
そもそも技術ブログって何?
技術ブログとは、ITエンジニアが何かしらの技術や情報についてノウハウをまとめたものです。
プログラミングの解説や開発ノウハウ、最新の技術トレンドなど、自分が得た知識を発信して読み手に共有して活用してもらうためのものでもあります。
技術の内容に関しては情報の多いメジャーなものもいいですし、その反対に情報量の少ないマイナーな領域のものでも問題ありません。
特にマイナーな技術領域の場合は情報量自体が少ないので、その技術領域で困っている人にとってはとてもありがたい存在となります。
たしかに。以前同じところでエラーが出て対処したけど、控えたメモを無くしちゃってweb検索して解決方法を探すことあるなぁ。
ITエンジニアが技術ブログを発信することは、自分にとってもブログの読者にとってもメリットは多いです。
次からは、ITエンジニアが技術ブログを発信するメリットについて解説します。
ITエンジニアが技術ブログを発信するメリット
ITエンジニアが技術ブログを作成することでさまざまメリットがあります。
おもなものをまとめると、以下のような点です。
自分だけではなく読者にとってもメリットがあるんだね。
同じ悩みを持つ誰かの役に立つ
日々の仕事を進めていく中で課題が生まれて、その都度解決方法を聞くなり探すなりして調べながら対処しているかと思います。
エンジニアリングに関する知識やスキルをブログの記事として残しておくことより、自分以外のエンジニアが同じような悩みや課題を持った時に参考にすることができます。
自分の身近にはいないかもしれませんが
- 同じ悩みを抱えるエンジニアの悩みを解消できるかもしれない
- 公開した知識やスキルを必要としてくれる人がいるかもしれない
自分が誰かのブログを見て解決策を見つけることがあるように、その反対も然りです。
同じ悩みを持つエンジニアの悩みを解決する一助になる、と考えればモチベーションも上がるのではないでしょうか。
技術ブログの記事を読んでくれて、その感想をコメントやXでもらったりすると嬉しいですね。
自分という商品のアピール材料になる
また、技術ブログで発信を行うことは自分という商品をアピールすることにもつながります。
ブログの場合、ドメインが育って記事が読んでもらえるまでに時間がかかるものの、コツコツと続けていけば次第に自分と同じような技術領域の人に認知されはじめます。
XなどのSNSと組み合わせて発信をしていくことで、自分の人となりを知ってもらうツールにもなるでしょう。
今まで経験したことや技術的なことで調べた内容をブログにまとめておくことで、ポートフォリオとしても見てもらえるな。
インプットとアウトプットをバランスよくできる
加えて、技術ブログを書くためにはインプットした内容をアウトプットする必要があるので、双方向に情報の出し入れをすることで思考の定着につながりやすいです。
また、見えない相手に向けてブログを書くので、より背景を理解してもらえるよう工夫する必要があるため思考の整理にもなります。
人間の脳だけで、すべての情報をストックできる訳ではありません。
定期的に脳の情報を技術ブログという「保管庫」に移し替えることで、脳に新しいスペースを作って新たなインプットすることができます。
僕も過去に経験した内容や習得した技術をブログに書くことで、頭の情報をブログに移し替えて保管するイメージがありますね。
転職活動や案件獲得に役立つこともある
技術領域にもよりますが、技術ブログは意外といろいろな人が読んでくれるため、技術ブログがきっかけで他のITエンジニアに認知されたり転職活動に役立つこともあります。
技術ブログでセルフブランディングすることもできるので、積極的に情報発信ができる人材として転職活動では評価されることが多いです。
また、技術ブログを読んでいくとや書き手のスキルがある程度理解できるので、スキルを頼って仕事の依頼が来ることも少なくありません。
つまり、ITエンジニアはブログを書く習慣を身につけることで自身のキャリア形成にプラスにつながります。
そっかぁ。技術ブログ自体がその人の職務経歴書やポートフォリオみたいになるんで採用企業や仕事を振る側もわかりやすいよな。
そこにプラスをして、
また、自分で興味のある会社に応募したりスカウトを受けたりしてより多くの企業と出会いたい場合は、
ウリの体験談
〜技術ブログを書いていることは意外と評価される〜
技術ブログの記事と言っても、そこまで大したことをしているわけではないと思いがちです。
しかし、転職活動においては技術ブログを書いていることは評価される傾向にあります。
僕が事業会社で採用に関わっていた際には面接時にどのような情報発信をしたかは気にしていましたし、その会社としても技術ブログを書いていることをとても評価していました。
ちなみに、技術ブログを書くと評価される理由は、記事の内容より積極的に情報発信をする行動力やエンジニア界隈に積極的に貢献するポジティブさとして受け止められる傾向にあるからです。
これは技術ブログだけでなく、GitHubやGitLabなどに自身で書いたソースコードを公開していることも同様に評価される傾向にあります。
技術ブログを書いてる人はそこまで多くないので、とりあえず半年くらい自分が気になる領域のことを書いていると、その領域を調べる人たちによって検索上位に出てくることも少なくありません。
また、気づいたらX上で勝手に拡散されていて、色々な人に見てもらえることもあります。
もちろん、転職活動を意識していなくても、定期的に何らかの技術的なアウトプットを世の中に発信することは、ITエンジニアとして大事なことです。
メリットづくしなのでもし興味が少しでもあれば、ちょっとずつでも技術ブログをやってみることをおすすめします!
広告掲載で収益化もできる
また、広告を技術ブログ内に掲載をすることで収益につなげられることがあります。
僕が技術ブログでやっていたのは、Amazonアソシエイトです。
AmazonアソシエイトとはAmazonが提供するASPで、自分が読んでみて良かった本のレビュー記事をブログで書いて、そこに広告リンクを貼り付けていました。
技術ブログの記事が読まれてリンクを経由して購入してもらうと、自分の報酬となる仕組みです。
一見簡単にも思えますが、安定して収益を得るにはまずブログにアクセスしてもらう必要があります。
継続的にブログへアクセスしてもらうには、SEO施策や定期的な各記事のメンテナンスなど手間がかかりますし、最低半年くらいの時間も必要で簡単にはいきません。
収益化はラクとは言い難いですが、コツコツと地道に続けていけば安定した収益化も夢ではありません。
コツコツ続けていると、たまにブログ記事を読んだ人が広告リンクを踏んで購入してくれることもあって、お小遣い程度にはなってます。
このように、技術ブログを書くことにメリットがたくさんあることは分かったのですが
どんなことを書いたらいいのか分からない・・
そう思っている人も多いのではないでしょうか。
次からは、具体的に技術ブログにどんなことを書いたらいいのかについて解説します。
技術ブログには何を書けばいいのか
技術ブログにどんなことを書けばいいのかと悩む人もいるかとは思いますが、個人のブログなので基本的には何を書いてもオッケーです。
とは言うものの、技術ブログを書いたことがない人は
- Qiita
- Zenn
- Developers IO(クラスメソッドのブログ)
などを見て、世の中のITエンジニアがどのような技術ブログを書いているのか見てみるのも良いでしょう。
またそれ以外にも
- 仕事で関わっている技術的なことの備忘録
- 個人開発でやっていることの備忘録
- はじめて触ってみたサービス(パブリッククラウド、SaaSなど)についての感想
などからはじめても、書きやすいかなと思います。
ウリのおすすめ 〜技術ブログのはじめ方〜
はじめて技術ブログを書く人にとっては、個人的には環境構築の手順などがおすすめです。
たとえば、DockerやGit/GitHubの環境構築などは、過去にいろんな人が記事を書いている内容です。
しかし、サービス自体は常にアップデートし続けるため、サービスのUIが変更するなどして過去の手順が使えないケースが少なくありません。
また、そんなに難しくない内容でも、年に1、2回くらいしかやらない作業などは基本正確な知識として覚えている人は少ないです。
よって、多くのITエンジニアはGoogle検索をして出てきたサイトの情報をもとに作業するケースが多くなります。
まずは、過去に手順を書いている人の記事を参考にして、自分自身で最新の手順を作ってみるところからはじめると、ハードルが低くて挫折しずらいですよ。
たしかに、webサービスはアップデートが頻繁に行われるからブログ記事の情報が古く思い通りにいかなくて再検索することもあるなぁ。
使い方の手順でブログ記事を書く場合、各工程の画像を入れていくと簡単な説明だけでも記事がそれなりの見栄えになるのでおすすめです。
技術ブログに書く内容が大まか決まったところで、具体的に技術ブログをはじめる際にどんなサービスを利用すればいいのでしょうか。
使用するブログサービスはどうするべきか
実際に技術ブログをはじめようとする時に、利用するプラットフォームはいくつかあります。
すぐに書きはじめたいの場合は、QiitaやZenn、はてなブログなどがおすすめです。
ただ、副業としてブログで広告収入などを得たいのであれば、ConoHa Wing
ブログを収益化したい時は無料ブログじゃダメなの?
無料ブログでは、広告が自由掲載できず収益化がしにくかったり、自身の広告がクリックされにくかったりするのでおすすめはしないですね。
ちなみに、僕がおすすめするレンタルサーバーはConoHa Wing
一般的に技術ブログはお金にならないと言われています。そもそも、儲けようとして書いている人はほとんどいないような気もしますが。
僕の経験からすると、技術ブログの内容に関連する技術書をAmazonアソシエイトのリンクと合わせて貼っておくとそこそこ買ってくれます。
月に3〜5本くらい記事を更新し続けることができれば、毎月数千円から多くて数万円程度は目指せるので、サーバー代の元が取れるくらいにはなるでしょう。
【コラム】技術ブログをはじめるならQiitaか?ブログか?
Qiitaかブログか(無料・有料)技術ブログをはじめるならどちらが良いのでしょうか。
結論を先にお伝えをすると、それぞれの特徴を踏まえた上でどちらを判断するのかは、情報発信の目的や何を優先にするかによって選んでいただきたいです。
ブログがQiitaよりプラスな点は
その反面、Qiitaよりもマイナス、大変な点はこちらです。
これは悩みどころだな。サクッとQiitaではじめるのも良いけど、せっかくやるなら収益化もしたいと言うのが本音かなぁ。
カンタンにお伝えするなら、人とつながりたいならQiita、収益化も視野にじっくり取り組みたいならブログでしょうか。
まとめ|ITエンジニアが技術ブログをするのは良いことづくめ
これまでITエンジニアが技術ブログを発信することのメリットや具体的に何を書けばいいのか、また、使用するといいおすすめのサービスなどについて解説してきました。
実際に技術ブログで発信している人は増えていますし、下記のようなメリットがたくさんあります。
- 同じ悩みを持つ誰かの役に立つ
- 自分という商品のアピール材料になる
- インプットとアウトプットをバランスよくできる
- 転職活動や案件獲得に役立つこともある
- 広告掲載で収益化もできる
特に、技術ブログは読み進めると書き手のスキルや人となりがわかるので、転職活動でのアピールやフリーの場合は案件獲得に役立つのは大きな魅力でしょう。
また、技術ブログで何を書いたらいいのか迷った場合は、過去に手順を書いている人の記事を参考にして、自分自身で最新の手順を作ってみるところからはじめると、進めやすいのでおすすめです。
ブログサービスについては、人との繋がりを大事にしたいならQiita、じっくり収益化も視野に入れて取り組むならブログを選びましょう。
ブログ以外にもXを活用してスキルアップをする方法があります。詳細を知りたい人はこちらをご覧ください。