
目まぐるしく情報が入れ替わるIT界隈では日々の情報収集は必須になりますので、このように考える人は多いのではないでしょうか。
40代になるとITエンジニアとしてエンジニアリングやテクノロジーに関する知識のインプットははもちろん、ビジネス全般に関する知識も求められます。
この記事では、ITエンジニアが
- どこで情報収集するのか
- ネットを活用してどのように行うか
について、僕の実体験をもとにいくつかご紹介します。
40代になると自分の専門領域のことだけではなく、チームを管理したりプロジェクトを進めるためのビジネス知識を求められることが少なくありません。
40代ITエンジニアがで身に付けたいビジネススキルの詳細を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。

40代ITエンジニアがスキルアップするための学習系コンテンツやセミナー、Xについて過去の記事で紹介をしています。
もっと詳しく知りたい方はこれらの記事をチェックしてください。
学習系オンラインコンテンツ&セミナー・イベント情報など
Xなどの活用について
ほかのITエンジニアはどのように情報収集しているのか
まずは、ITエンジニアのみなさんはどのように情報収集をしているのか見ていきましょう。
出典:レバテック「プログラミングスキル取得に関する調査(2021)」
レバテックの調査「プログラミングスキル所得に関する調査(2021)」によると、必要な情報をどのようにインプットするかについて
- 技術ブログを見る:78.4%
- 書籍を読む:61.2%
- 記者が執筆したITテック系の記事を見る:50.0%
などが上位を占めています。
プログランミングスキルを得たい場合、作業上で気になったところを備忘録として残す技術ブログが8割近く利用しているのは納得です。
また、3位以降のアンケート結果についてオンライン上のサービスややり取りが多いのは興味深いです。
40代ITエンジニアにはビジネスリテラシーも求められる
40代になると、役職に関係なく日々の業務でマネジメント観点での動きを求められることが少なくありません。
ある程度のポジションになると、部下に手を動かしてもらうことがどうしても増えていきます。
会社員としても経営者の場合でも、世の中の動きに敏感になっておく必要があります。



業界全体のトレンドやビジネスについての目線も持っていないと、いろんな人が関わるプロジェクトをうまくまとめられないんだよね。
その際も、元ネタとなるさまざまな知識を仕入れておくことがとても重要です。



プロジェクトやチームメンバーを管理統括したり他部署や取引先と接したりするので、求められることは必然的に多くなります。
ITエンジニアはどのように情報収集すべきか?
世の中には情報はたくさん溢れていて、その中から必要に応じてどこからインプットするか、自身で取捨選択をしていく必要があります。
ここでは、僕が使っている情報収集のツールについてそれぞれの情報を整理してご紹介します。
Xの公式アカウント


多くのメディアでは公式のXアカウントを作成して最新の情報をポストしてくれるため、気になるアカウントは積極的にフォローしましょう。
ニュース系の最新情報はXアカウントから真っ先に更新されるので、フォローしておくのがおすすめです。
昨今では業務において、さまざまなプライベートクラウドサービスやSaaSサービスを利用しています。
これらサービスのアップデート情報やメンテナンスなどの情報についても、Xアカウントからの情報を取っていくのが有用です。
AWSやGoogle Cloud, Azureなどのパブリッククラウドのアカウント、業務で使うSaaSサービスのアカウントはフォローしておくのが良いでしょう。



Xは速報性と拡散力はピカイチなので、最新情報やトレンドをしりたい場合はXをチェックしていくのはいちばん手っ取り早いかな・・
Xを活用してインプット・アウトプットするメリットやその具体的な方法など、詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
新聞メディアの電子版


最近では兵庫県知事選挙の偏向報道など、新聞・テレビなどは情報の公平性や信憑性について疑問視されることが少なくありません。
しかし、報道以外では取材力や編集力は非常に高く、また情報の網羅性という観点でも非常に質が高いです。
一部無料で読めるコンテンツもありますが、大半の記事は有料会員にならないと読めないのでその辺りは注意をしてください。
ビジネスパーソンにはお馴染みで、ビジネスや経済関連のコンテンツの質が非常に高いです。
古くからテック系メディア運営を行っていたため、IT・テックについての記事もかなり質が高いです。
スタートアップに関する情報も多く、最新サービスやプロダクト情報も把握しやすい特徴があります。
スマホアプリやWebアプリのUI/UXが良く使いやすいため、空き時間にチェックに良いでしょう。
ITエンジニアはビジネス面でのインプットが不足傾向であるため、積極的に活用していきたいです。
ウリのひとりごと 〜通常とPro〜
法人契約のデジタル版には通常のものとProがあり、おもに情報量と検索範囲に違いがあります。
僕はデジタル版のProを使っているのですが
- 企業情報について通常版は4,200社、Proは20,000社の情報を提供
- 記事検索対象について通常は日経電子版のみで、Proは日経電子版に加えて日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタスまで対象
といった特徴で、日経電子版の料金体系はおもに個人向けと法人契約の2パターンがあります。
ちなみに、個人向けは月額4,277円からで個人プランとファミリープランの2種類です。
料金など詳細を確認したい場合は、こちらをチェックしてください。



経済全般に関する記事の質は高く充実しているので、じっくりと情報収集したい場合はProにするのもアリです。
Webメディア


Webメディアとは、インターネット上で閲覧できる各種メディアのことです。
Webブラウザやスマホアプリでの閲覧、Xの公式アカウントでリアルタイムで情報発信しているメディアも多くより情報が届きやすいのが特徴です。
僕がいくつか利用しているWebメディアをご紹介します。
日本経済新聞社が運営するテクノロジー関連のデジタルメディアです。
ITや電機、自動車、建築、土木など幅広い分野のテックに関するニュースやトレンドを扱っています。
最新技術やビジネス変革の最前線を取り上げ、先端技術や新たなビジネスモデルについて取り扱っています。
Xアカウントでの情報発信も多いため、フォローしておくと新しい情報を追いやすいです。
本誌にもテクノロジーのカテゴリーはあるものの情報は少ないため、日経クロステックと組み合わせるのが良いでしょう。
経済ニュースに関するキュレーションサイトで、自身のコメントや他のユーザーのコメントが見られるのが特徴です。
有料会員登録をすると記事に対してコメントが可能で、専門家のコメントは記事をより詳しく理解するのにとても役立ちます。
動画コンテンツも充実しており、有料会員でなくてもYouTubeで一部視聴可能です。
経済情報に特化した国内最大規模のソーシャル経済メディアで、ビジネスパーソン向けに特化したコンテンツを展開しています。
ニュースの分類は
- 総合
- ワールド
- ビジネス
- ロンジェビティ
- 金融・経済
- テクノロジー
- 読書
- スタートアップ
- キャリア・教育
- 政治・社会
- 学生・就活
- ジョブオファー
などがあり、著名人や専門家のコメントが付加され、読者は多角的な視点から情報を得られます。
ウリのひとりごと 〜月額について〜
月額1,500円という良心的な金額なので、ビジネスの情報をある程度はチェックしておきたいけど、日経新聞ほどお金を掛けたくない人にオススメです。
企業向けのプレスリリース配信サービスを提供するメディアプラットフォームです。
おもに企業とメディア、一般消費者をつなぐ役割を果たして広報活動を支援しており、プレスリリースの配信や閲覧することができます。
Xのアカウントではさまざまなカテゴリーがあり、多種多様な企業のプレスリリースをカテゴリごとにいち早く確認できます。



割合最新の技術トレンドなどをキーワードで検索するとこの「PR TIMES」の記事がヒットすることがよくあるな。
翔泳社が運営するマーケター専門のメディアで、おもにデジタル広告やデジタルマーケティングに関する情報を扱っています。
さまざまな企業の最新のマーケティング事例や手法などを公開、マーケティングサービスに関する情報もインプットできます。
組織においてより良いサービス運用を行う上で、ITエンジニアもマーケティングに関する知識を押さえておくことは必須になってくるでしょう。



ITエンジニアがマーケティングの分野まで勉強するには大変ですが、まず今のトレンドから把握していくのは始めやすいと思います。
それ以外にも下記Webメディアについてはおすすめのものはこちらです。
米国発と日本国内の最新テクノロジーに関するニュースを紹介するサイトです。
テクノロジー関連のニュースや速報を中心にして、レビューや特集記事を掲載しているサイトです。
このほか僕の備忘録も兼ねて、役立ちそうなサイトをご紹介します。
情報まとめサイト
知識共有サイトです。
企業ブログ
各社の技術的な情報の公開・共有やイベント、セミナーの告知などです。
イベント情報
IT勉強会やイベント、セミナー、教えた人と学びたい人をつなぐサービスなどを提供します。
ITエンジニアが効率よく情報収集をするコツ
ITエンジニアが効率よく情報収集するコツとして、Googleアラート機能をおすすめします。
Googleアラート機能の使い方


Googleアラート機能はあらかじめ自分が調べたいキーワードを設定すると、ピックアップして希望のタイミングで通知する機能です。
- キーワードを入れる
- それぞれ条件を入力(頻度や地域など)
- アラートを作成をクリック



設定には時間はかからないので、よかったら使ってみてくださいね。
ITエンジニアが情報収集をする際の注意点
僕も自戒を込めてこちらにまとめると
- 鵜呑みにしない(複数情報で確認)
- 取捨選択をする
- 時間を決める
などがあります。
まずは、流れてくる情報をただ受け身で鵜呑みにしないことです。
情報が流れてきた時に疑わしいと思った時は、複数の情報ソースを参考にして判断するようにしましょう。



たしかに、つい流れてきた情報だけを見て信じてしまいがちなところはあるな。気をつけるようにしよっと。
加えて、情報収集はついダラダラとやってしまいがちです。
通勤・帰宅時間などのスキマ時間を使う、夜ご飯を食べた後に1時間など時間を決めると良いでしょう。



Aを調べていたら、B,Cと次々に調べることが出てきていつの間にか・・ということは僕もよくやりますww
まとめ|複数のソースを使って効率よく情報収集しよう!
40代以降になってくると、技術面にプラスしてビジネスリテラシーも求められるようになってきます。
そんな時は、今回僕がまとめた情報ツールを参考にしてみてください。
情報収集をする際の注意点としては
- 鵜呑みにしない(複数情報で確認)
- 取捨選択をする
- 時間を決める
などがあります。
どんな情報もそうですが受け身でただ鵜呑みにするのではなく、迷ったときは複数の情報ソースで自ら検証して判断するクセをつけましょう。
その際は、Googleアラート機能を使って効率化を図ったり時間を決めたりして、うまく情報の波に乗っていくことをおすすめします。



40代ITエンジニアがスキルアップする方法として、学習系コンテンツやYouTube、セミナー、Xについて過去の記事で紹介をしています。
これらをもっと詳しく知りたい方は、下記の記事を参考にしてください。
学習系オンラインコンテンツ&セミナー・イベント情報など
Xなどの活用について