

転職活動をする際に知っておくべきことってどんなことかな?
よしっ!転職活動を始めよう!
思い立ったが吉日とはよく言いますが、すぐに行動に移そうとするその姿勢はとても良いことです。
しかし、その前に
- 40代ITエンジニアの転職市場はどうなっているのか
- サービスや業界トレンドの把握
- どういった組織が適切か
- 職務経歴書や面接対策などの準備
- 内定を取った後の対策
など、事前に把握をしておきたいポイントがたくさんあります。



『敵を知り、己を知れば百戦危うからず』孫子の兵法ではないですが、情勢をしっかりと把握するに越したことはありません。
この記事では、40代ITエンジニアが転職活動で知っておくべきポイントについて
- 転職準備
- 転職対策
- 内定後の対応
- ケース別の対応
などのフェースに分けてぞれぞれ解説をしますので、ぜひ、転職活動をする際の参考にしてください。
自己分析やキャリアの棚卸しをしたり職務経歴書をまとめたり自分に合った企業を探したりするなど、すべてひとりで行うのはカンタンなことではありません。
そんな時は、
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40代ITエンジニアこそ転職活動をすべき理由
まずはイントロダクションとして、40代ITエンジニアこそ転職活動をするべき理由について見ていきましょう。
その理由についていくつかまとめて見ました。
ITエンジニア不足で40代でも根強い需要がある
近年では少子化や団塊世代の退職、DX推進でITエンジニアの需要が高まっている背景なども相まって、ITエンジニア不足が深刻です。
実際に2023年の『労働力調査年報』によると、年齢別の情報通信業従事者の割合は40歳以上が50.7%と半数を超えていました。
また、2030年にITエンジニアが80万人不足されるという推計や、役割の変化に応じた人材の育成が現場で間に合っていないという現状も影響しています。



たしかに小さい会社だと十分に若手を育てる余裕もないから、40代でも即戦力になる人材が欲しい経営者の気持ちはわかるな。
ホワイト企業は人材不足で即戦力を求めている
一見人手には困らないようにも感じるホワイト企業ですが、違った側面もあるようです。
年功序列でひとつの会社に留まることが最適解だった時代とは異なり、今はITエンジニアに限らず優秀な人材はさらに自分の価値を高く評価してくれる会社へと移っていきます。
こうした背景もあり優秀な人材を確保するために苦心する各企業は、即戦力にとなる40代も視野に入れて採用活動を行っているというわけです。



僕が前にいた会社でも、常にリファラル採用のためのリクルートに注力していましたね。
キャリアを活かして報酬アップのチャンスがある
いちばんおすすめしたい理由としては、僕が実際に転職をしてキャリアアップできた経験が大きいです。
41歳【年収200万円アップに成功】
スタートアップ企業にITエンジニアとして転職。
チームメンバーが平均して15歳くらい下で皆超はつくほど優秀。
年齢に関しては、こちらも特に言及されず問題なし



おおっ、なんか夢があるな!
僕が自分自身の転職活動を振り返った所感や40代こそ転職活動をした方が良い理由についてもっと知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。


また、自分の市場価値は





転職準備:業界トレンドやサービスの把握、会社選び
40代のITエンジニアこそ転職活動をすべき理由がわかったところで、まずは業界リサーチとしてサービスや最新トレンドをどうキャッチアプすべきかについて解説します。
ITエンジニアをやっているとエンジニアリングの動向については比較的押さえられているのですが、業界のトレンドについては疎い人が少なくありません。
玉石混交な情報の中から正しいものを取捨選択してキャッチアップするためにはどうすればいいのでしょうか。
その答えとしてはいろんな人に聞くというものなのですが、具体的な方法として
- 自分の会社以外の人
- コミュニティのメンバー
- 副業で関わる人
- 転職エージェント
- オンラインセミナー
などがあります。
僕のおすすめとしては、connpassなどで開催されているセミナーや勉強会を活用してみることです。
それは、connpassなどの良いサービスを開発していて組織的にも健全な会社は、外部のコミュニティにもしっかりと参加して情報発信している傾向があるためです。



オンラインセミナーは聞くだけでもよし、勇気を出してLT登壇をすればアウトプットの練習にもなるのでconnpassを見てみようかな。
そのほか、転職活動をする際にサービスや最新トレンドを把握する理由や、キャッチアップする方法についてもう少し知りたい方はこちらも記事をご確認ください。


会社選びはどういった組織なのかを理解しよう!
次に、ITエンジニアが会社を選ぶ際にチェックすべきポイントについてまとめました。
- 会社組織・業態(Sler、SES、事業会社)
- 会社規模やフェーズ(シリーズでの尺度)
- 会社のビジネス(どんなサービスを中心に売上を伸ばしているのか)
まずは、SIer/SES、事業会社などそれぞれの会社組織の概要やメリット・デメリットを理解した上で会社選びをすることをおすすめします。
よく『転職するならSIer/SESと事業会社のどちらが良いか?』と聞かれることがあるのですが、会社によりますが正直な答えです。



なぜなら、会社の組織や環境、規模に依存するので業態だけでは比べようがない、と言うのが本音ですね。
2については、会社の規模やフェーズによっても環境や待遇面は変わるということです。
一例を挙げると、シリーズCくらいでフェーズが100名〜200名くらいの会社では、年収が700万〜800万円貰えるといったことも珍しくはありません。
3については、転職したい会社がどのような業種で、どういった事業を中心に売上を伸ばして維持しているのかに注目する必要があるでしょう。
SIer/SESよりも事業会社の方が、この会社のビジネスによる給与を含めた待遇面の振れ幅が大きい印象です。
このほか、SIer/SESと事業会社の詳細や違いや会社選びのポイントについてもう少し詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。


僕が導き出した「働きやすい会社」の答えとは?
働きやすい会社の定義って何だろう?
もちろん、人によって違う観点だとは思うのですが僕が考えた「働きやすい会社」とは
モチベーションを保ちながら働き続ける上で必要となるものは何かを考えて、その結果
- 会社の規模感
- 会社の文化や雰囲気
という結論に達しました。



その環境で長く働き続けることを考えた時に、モチベーションを一定のところで保てないと待遇面が良かったとしても続かないよな・・
また、転職活動では求職者側が採用側に審査(判断)されるイメージを持ちがちですが、求職者側も採用企業を判断する権利はあるのです。
そういった観点から僕は面接官の言動を観察していましたし、内定が出た後もITエンジニア(現場側)と経営側の人間が双方いる場をセッティングしてもらいました。
このように、自分にとっての働きやすい会社について考えるヒントとして僕の経験談を参考にしたい方はこちらの記事をチェックしてください。


まずは、自分の中で働きやすい会社とはどんなものかを、具体的に働いているイメージを意識しながら思い浮かべて言語化することが大切です。



数年後のキャリアイメージを持つことが難しいようであれば、


転職対策:通過する職務経歴書、面接官が見るポイント
会社選びのポイントがわかったところで、こちらでは職務経歴書や面接対策などの具体的なアプローチについて見ていきましょう。
まずは、書類選考を通過する職務経歴書を書くためのコツとしては
- プロジェクトベースで書く
- 必要最低限にする(冗長NG)
- アウトプットのアピールは効果的
- 第三者にレビューしてもらう
などがあります。
中でも、僕がイチ押ししたいのはコミュニケーション能力やアウトプットした経験のアピールすることです。



仕事(実務)でアピールできるようなものがない時はどうすればいい?
そんなお悩みの方にお応えするならば、実務経験以外でも
- LT登壇などのアウトプットをした経験
- 技術ブログなどで発信している内容
などを盛り込むのは、採用官の印象もアップするのでおすすめです。
LT登壇について詳細を知りたい方は、こちらの記事をご確認ください。
また、技術ブログのメリットや具体的な始め方について知りたい場合は、こちらをご覧ください。



また、職務経歴書をNotionで作成して公開するのも良いでしょう!
Notionで職務経歴書を公開するメリットや具体的な成功例などについてもっと知りたい方は、こちらの記事をチェックしてくださいね。


採用官が面接時に見ているポイントとは?
僕が直近で勤めた会社では、採用官として書類選考や一次面接に携わった経験もあります。
これまでに50人くらいの求職者を実際に見てきて、押さえておいた方がいいと思うポイントをまとめました。
- スキル(即戦力になるのか)
- 定着性(すぐに辞めてしまわないか)
- 志望動機(どのような点に興味があるのか)
- コミュニケーション(意思表示をきちんとできるのか)
- 人柄・マインド(社風やチームにマッチするのか)
この中でいちばん大事なものは何かと言われると・・迷わず、人柄・マインドです!



やはり・・大事なのは人柄なんだよな。
僕の経験では、良い会社であればあるほど性格的な部分が評価される傾向にあるのかなと感じています。
人柄やマインドは一長一短に磨かれるのものではないですが、発信する内容を前向きなものにするなど自分ができるところから始めてみてはいかがでしょうか。



自分が採用官の立場になって、こんな人なら採用したい!と思えるような事前準備や日頃からの言動を心掛けましょう。
そのほか、ITエンジニアの転職面接の基本的な流れや各STEPでのポイントなど、もっと詳しく知りたい場合はこちらの記事をご確認ください。


また、その会社に合わせた面接対策などをひとりで行うには限界があるので、そんな時は


内定後:油断大敵!?内定後にやるべきことは?
転職活動を経て、やっとこさ内定を獲得して
嗚呼、やっと解放された・・
などひと息つきたい気持ちはわかるのですが、そこをグッと堪えてもうひと踏ん張りのしどころです。



え?まだ何かやることがあるの?
僕の経験としては内定が0の状況のうちはなかなか苦しいですが、そこを超えると1社だけではなく複数の会社からも内定をもらえることが多いです。



不思議なもので僕も友人もなのですが、ITエンジニアで内定獲得が1つだけはというのはあまりないパターンですね。
そんなわけで、複数内定をもらった際の会社の選び方についてもご紹介したいと思います。
僕の経験談をもとに選ぶためのポイントをいくつかまとめると
- 各会社ごとに優先したい条件を書き出して数値化する
- 現場のエンジニアと会う機会を設けてもらい判断する
などがあります。
僕がおすすめとしては『百聞は一見に如かず』ということで、迷った場合は実際の現場の人に話を聞くのがいちばんの最適解です。
この時に上記のスコア表を参考にしながらも現場の声を聞いていくことで、そこで働いているイメージをより鮮明に思い浮かべることができるでしょう。



そのほか内定が出た後にやることとしては、給与交渉や同じ部署のメンバーとの顔合わせとかもあるな(経験者は語る)・・
優先条件のスコア表の具体例や給与交渉、チームメンバーとの交流をする時のコツなど詳細をもっと知りたい方はこちらの記事をご覧ください。


ケース別:在職中に転職活動をした方が良い?
転職活動は在職中にした方が良い?それとも退職後の方が良い??
と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
僕の経験からお伝えすると、在職中に転職活動をすることをおすすめします。
退職後の転職活動をおすすめしないその理由の最たるものは、収入面の不安です。
この収入面の不安によって心身ともにいろいろな面で次第に余裕がなくなってきますし、収入面の不安によるダメージは自分が思っている以上に大きいので注意してください。



収入面の不安は、体験した者にしかわからないものがありますね。じわじわと真綿で首を絞められるような・・
それでも退職後に転職活動をする場合は?
そんな方に向けて、退職後に転職活動をする場合に注意したいおもなポイントについてまとめました。
- 数か月分生活防衛費を準備しておく
- 転職エージェントなどを活用する
- 長期の離職期間がある場合は説明できるようにする
僕の経験からも、収入面の不安は焦りや情緒不安、不眠、やる気の低下などいろんな問題を引き起こすいちばんの原因だと間違いなく断言できます。
「貧すれば鈍する」ということわざからもわかるように正常な判断をするには正常な精神が必要なので、正常な精神を保つためにも、生活防衛費を確保して心に余裕がある状態で転職活動に臨みましょう。
そのほか、僕が退職後の転職活動をおすすめしない理由の詳細や退職後に転職活動をする際の裏ワザについて知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。





生活防衛費は準備できたけど、自己分析や職務経歴書の手直し、自分に合った企業を探すのをひとりで全部やるのはとっても大変!
そんな場合は、


まとめ|転職活動は正しい方向性&事前準備をして臨もう!
これまで40代ITエンジニアの転職活動について
- 転職準備
- 転職対策
- 内定後の対応
- ケース別の対応
などのフェーズに分けて解説してきました。
IT業界は今もなお人手不足の状態なので、40代でも実績のアピール次第では十分にキャリアアップを狙えるといっても過言ではないでしょう。
ただ、そのためには、適切な情報収集や事前準備が必要になってきます。



ただ、情報収集に始まり準備や転職対策、内定後の対応などをすべて自分だけで進めるのは効率が悪いです。
そんな時は、

